新祝の修悦体

 もう10日ほど経ちますが、診療を早めに切り上げ、品川で行われた日本消化器内視鏡学会に出かけてきました。
 しかし、新幹線にさえ乗ってしまえば、あっという間に品川まで着いてしまいます。浜松からわずか一時間強ですので、中日スポーツを読み切る頃には、居眠りをする間もなく着いてしまう感じです。あわただしい日程でしか学会に参加できない新米開業医としては、大いに助かります。こんなに東京が近くなると、「シンデレラ・エクスプレス」世代で遠距離恋愛に苦労していた思い出を、ひときわ遠い昔の出来事のようにセンチメンタルに思い出す…なんて暇もないくらい便利な世の中になりました。
 タワーレコード新宿店の新装オープンのイベント・キャンペーンで「修悦体」が大活躍していると聞いて、夕方のラッシュの山手線で足を延ばしてみました。新宿といえば、修悦体誕生の地です。
 もうメインの展示期間が終わった後だったようですが、それでも、何ともひょうひょうとした笑顔の佐藤修悦さんのポスターがあちらこちらで出迎えてくれています。
 

 「新祝」というところがいかにも佐藤さんらしい表現です。
 3年半前、佐藤さんに当院のロゴを作っていただきたくて、こっそり日暮里駅の修悦体を見に行った時のことを思い出しました。毎日修悦体を診療所で拝んでいるのに、妙に懐かしいやら誇らしいやら、新鮮な感動を覚えました。
 佐藤修悦さんが、縁もゆかりもなかった私のぶしつけなお願いを、ひょうひょうとした笑顔で引き受けてくださったことのありがたさを、あらためて身に沁みて感じました。
 これからも「修悦体の安田クリニック」は、初対面の患者さんに対しても、ひょうひょうとした笑顔で向き合いたいと思っております。