基本と慢心


 昨年の秋から月に1〜2回ほど、土曜日の午後に、藤枝市の錦野クリニックにおじゃましています。大腸内視鏡を5件ほどおこなうのですが、安田クリニックの診療を終えて慌てふためいて都田を出ても3時開始がせいいっぱいなのですが、内視鏡のスタッフのみなさんのテキパキとした手際の良さに助けられて、5頃には検査を終えて先輩の松田先生と藤枝の美味しい地酒をいただくのが慣わしとなっています。
 安田クリニックで使用しているのとは、違うメーカーの内視鏡を使いますので、裏技的なごまかしが全く通用しません。基本にひたすら忠実に行うしか道はなく、逆に、自分の技術についての慢心を思い知らされることでかえって技術的に一皮剥けた気がいたします。
 藤枝までの道のりは各駅停車で約50分。地酒の余韻でひと眠りするのにはちょうど良いころ合いで、よいリフレッシュにもなっています。