御応募くださって、本当に有難うございました。

 いよいよ師走も半ばとなり、開院準備もあわただしくなってきました。先日、はじめて建物の内部に足を踏み入れました。はじめてなのに、まだ断熱材などがむき出しで内装工事のまっただ中なのに、妙に懐かしいところに帰ってきた気がして、しばし時が立つのも忘れてしまいました。確か、妻とはじめて会った時にも、なぜか不思議な懐かしさを同じように感じた気がします。縣先生の設計のすばらしさに、心から感動いたしました。ここに根を下ろすべき縁の力が、私を導いてくれたのだなと、あらためて実感しました。
 今日、当「安田クリニック」のオープニングスタッフの候補者の皆さんと面談をさせていただきました。雨の日曜日にもかかわらず、本日予定していた全ての皆さんに、熱い想いをいただくことが出来ました。やはり不思議な懐かしさに抱かれて、あっという間に夕方遅くまで時間がたってしまいました。お会いする機会をいただいた方々のみならず、求人に御応募くださった全ての皆さんに本当に勇気付けられました。心から御礼を申し上げます。どの方も、もったいないほど素晴らしい方たちばかりで、私にもっと才覚と力があれば、全ての方とお仕事をご一緒させていただきたいという思いがあります。しかし残念ながら、キクちゃんとハナちゃんの両方を勝ち取った「いなかっぺ大将」の風大左衛門のようなウルトラCは、安田峯次には困難です。個人のクリニックで、能力を高いモチベーションで発揮していただける現実的な人数からスタートせざるをえず、今日まではうれしい悲鳴を上げていましたが、これからの数日間は、じっくりと断腸の思いの悩みに耐えなければなりません。私にとっては、実際に開院時からお仕事を共にすることになる方たちだけでなく、御応募くださった皆さん全てが、オープニングスタッフと呼びたい特別な存在です。悩みに悩みぬくつもりです。