同窓会

 6月12日、岡崎高校の同窓会が行われ、懐かしい友人たちに30年ぶりの再会を果たしました。
 浜松駅から、東海道線名鉄線を乗りついで、小一時間ほどで、懐かしい東岡崎駅に着きました。高校の頃は、自宅近くの駅から電車を乗り換えて一時間強はかかっていました。その気になってみると意外と近いものなのだなと不思議な感覚でした。 

 白髪頭になったり体型や風貌が30年の歳月にさらされて変化したところがあっても、それぞれが普段は社会人としての肩書を名前につけて呼ばれる環境にあっても、「○○君」「△△さん」と呼び合う空気に、時間を超越した同級生のありがたさに心温められた1日でした。
 今回は、私たちの学年が、古希を迎えられる学年の先輩方をお招きする形で(幹事の皆様、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。)行われた同年会です。もういい加減中年になった私たちも、先輩方のお姿を拝見しますと、まだまだ若輩にすぎない自分に向上心の必要性を教えていただいた気がいたしました。
 恩師が、私のホームページとブログを時々御覧くださっている伺いました。劣等生の私がこうして医師としての仕事に恵まれるにいたった原点ともいうべき御恩を、あらためて思い起こしております。
 自由な校風が魅力の高校でしたが、久しぶりに校歌を歌う機会が、友ばかりか、大先輩の皆さんとご一緒させていただいことに、伝統の重みがこの自由な校風の自律性の源流なのだと痛感いたしました。
 三河弁でのおしゃべりに、時間が経つのも忘れて帰宅する頃にはすっかり夜も更けてしまいました。浜松駅に着くと、それでもやっぱりほっとします。30年の月日は、やはり私を浜松の人にしていたのなだと、歳月の重みに気が付くのでした。